

製品だけでは、髪型は完成しない
自然な髪をつくるために必要なのは、
良い製品だけではありません。
どのような素材を選ぶのか。
どのような構造でつくるのか。
そして最後に、
誰が、どのようにその人に似合わせるのか。
edu styleでは、
美容師の技術と製品づくりを
一つの工程として考えています。
つくる技術と、仕上げる技術。
その両方を積み重ねることで、
一人ひとりに合った髪をつくります。
●美容技術による似合わせ●
ウィッグを、その人の髪型にする。
同じウィッグを被っても、
同じ髪型になるわけではありません。
顔の形。
頭の骨格。
前髪の長さ。
顔まわりの毛流れ。
トップのボリューム。
毛先の重さ。
わずかな違いによって人の印象は大きく変わります。
edu styleでは美容室で培ってきた経験をもとに、
一人ひとりの骨格や顔立ちを見ながらウィッグをカットし、
スタイルをつくります。
製品をそのまま被っていただくのではなく、
実際に着用した状態から調整していく。
特に乾いた髪の状態で仕上がりを確認しながらカットする技術は、
edu styleがウィッグに取り組み始めた当初から大切にしてきた方法の一つです。
目指しているのは、「ウィッグが似合うこと」ではありません。
その人に、髪型が似合っていること。
ウィッグを製品からヘアスタイルへ変える最後の工程を担うのが、
美容師の技術です。
●製品開発●
美容師の手から逆算して、製品を考える。
良いウィッグとは、
単に毛質が良い製品ではないと私たちは考えています。
最終的に美容師がカットし、
お客様に似合うヘアスタイルをつくれること。
その完成形から逆算して、
製品に何が必要なのかを考えます。
毛量。
毛流れ。
ベースの形。
長さ。
色。
素材。
着用感。
美容の現場で生まれる「もう少しこうだったら」という気づきは、
製品を見直すための大切な情報です。
現行の製品開発でも、
美容技術だけでは実現しにくいヘアスタイルを可能にすること、
そして一人ひとりに合う理想のスタイルを、
その場で完成させられることを重要な考え方として掲げています。
つまり、製品開発と美容技術は別々の仕事ではありません。
つくる人、仕上げる人、使う人が一つのゴールを共有する。
製品単体の完成度だけではなく、
お客様の髪型が完成するところまでを考える。
それがedu styleの製品開発です。
●国内製造・品質管理●
「どこで、どのようにつくられたか」を、
見えるものづくりへ。
ウィッグは、
外から見ただけでは製造工程の違いが分かりにくい製品です。
だからこそ私たちは、
完成した製品だけではなく、
その背景も大切にしたいと考えています。
どこでつくられているのか。
どのような素材が使われているのか。
どのような人や技術が関わっているのか。
edu styleでは2021年から、
奈良県広陵町の工場と帽子の製造に取り組み、
その後、同地域が持つ縫製技術を
ウィッグのベースづくりにも活用してきました。
広陵町には、
靴下をはじめとする縫製産業で培われた
地域のものづくりの技術があります。
異なる産業で培われてきた技術をウィッグづくりに生かすことで、
これまでの方法だけにとらわれない製品づくりを進めています。
一方、ウィッグの自然さは機械や仕様だけで生まれるものでもありません。
製造現場では、
職人が毛を植え、
細かな工程を積み重ねることで製品の土台をつくります。
その製品に、最後に美容師の手仕事が加わる。
製造の手仕事と、美容の手仕事。
その両方が重なって一つのヘアスタイルが完成します。
私たちは素材や製造背景、品質表示をできる限り明確にすることもメーカーとしての品質の一部だと考えています。
「良い製品です」と伝えるだけではなく、
なぜそう言えるのかを説明できること。
安心して選べるものづくりを、
これからも積み重ねていきます。
